軍師の役割
軍師といえば、三国志の諸葛亮孔明、黒田官兵衛の名を思い浮かべますが、その役割はどんなイメージでしょうか?
戦争の時の戦略を提案し、主君を勝利に導く。
軍事専門アドバイザーですな。
現代に照らし合わせると、コンサルタントでしょうかね。
しかし、物語の中では、軍師は主君の相談相手としてもとても、頼りにされています。
時に励まし、時に諭し、主君が自信をもってやりたいことをやれるようにサポートするというイメージがあります。
特に、共感する志がある間柄では、なおさらそうなるのではないでしょうか。
これは上司と部下の関係でしょうか?
形としてはそうなりますが、単なる主従関係だけでは成り立たないと思います。
主君は最終決定をしますが、戦略や戦術について軍師としての意見を尊重する。
部下の意見を聴く意識がないと、その存在は価値を失います。
だから、主君は一人で全部やるわけではないわけです。
ですが、ここ一番の大切な局面では「相談する」ことができるかどうかがとても重要になるのですね。
まあ、誰に相談するのかも重要ですが。
ただ、決断するときは「確信をもって」いなければならないですね。
きっと、決断するまでのプロセスには様々なやりとりと葛藤があるはずです。
今の時代、戦いに負けて死ぬことは滅多にないと思いますが、仕事のストレスなどが原因でお酒に頼って失敗したり、いろんなことを抱え込んで倒れてしまう人たちは沢山います。
皆さん、一人で戦えると思ってませんか?
かつての歴史の主人公たちがそうであったように、自分だけではわからないこと、見えないことがあるのは間違いありません。
とくに、自分の「あり方」「考え方」を客観視できているかどうかは、特に重要です。
コンサルタントは「やり方」をアドバイスする。カウンセラーは「あり方」を映し出す鏡となる。
人生の勝利をつかむために、人の力を借りることは恥ずかしいことではないですね。
人生のチャンスはそれぞれに必ず3回は巡ってくると言われます。
苦しいとき、迷ったときはまさにその瞬間がきている証拠。
躊躇しないで、運命の刻をつかみとりたいですね。