ああ、そうか!これからは自分が本当にやりたいことをやろう!
えー、サラリーマンをやっておりますと、自分の意に沿わないことも「お仕事だから」やらなければならないことがありますね。
私は地元の大学に通って地元の安定した就職先に就職がかなって、とにかく「食いっぱぐれのないように生きる」ことを第一目標として生きてきました。
一番影響したのは親の考え方です。そして、何故だか仕事を決断する場面では、親以外にもアドバイスをしてくれる人が現れて、「自分のポリシー」を持たない私は「なんだかわかんないけど、これなら生きていけるだろう」くらいの気持ちで今の仕事に就きました。
「好きなことを仕事にすると後悔する」とか言い含められてもきましたね
でも、ここ5年くらい、「本当に自分がやりたいこととはかなり違うな」という印象が強くなって、日々の仕事の中で悶々とする場面が多くなりました。
それは、「やっていること」とか「職種」のことではなくて、会社で言えば経営理念が好きになれないという、組織に属する上で非常に根本となる部分なのですね。
やっぱり一度きりの人生、楽しく生きて行きたいなと思うのです。
なんだか、ここ数年の自分の生き方を振り返ると、「自分が前向きでいられる場所」「自分が本気になれる仕事」「自分が喜びを感じられる目標」というのがなんとなく見えてきたような気がします。
それは、今勉強しているカウンセリングなのですが、実はこれはもう10年以上前から感じている社会の根本部分の理想の姿があるからだと言えます。
それは、「どんなことをするにも、人の思いが一番大切」ということです。
とかく今の社会は「方法」だったり、「数字で目に見える成果」がとても大事で、「これさえあれば上手くいく」という思い込みが蔓延しています。
というか、私からすると「見える結果を出していれば、それですむ」という、半ばアリバイ作りをすることが日常的になっていると感じています。
国の仕事なんかを見ていると良くわかるのですが、国の役人は「事例集」を作るのが大好きです。
上手くいっている事例を参考にしてやれば、きっと上手くいきますよ、ということなのだろうが、まず根本の根本たる一番の違いは何だろうか?
それは、そこにいる「人」です。
地域であれ、一般企業であれ、役所であれ、現在はまだ幸運なことに人間が社会の中枢を担っています。
AIがどんどん進歩しているので、数十年後はわかりませんけどね。
そしてAIと人間の違いは何か?
それは、個体ごとに明確に「違い」が存在しており、その「違い」がいろんな意味でその組織の活動に影響を与えているということです。
もちろん、集団としての影響と個人としての影響がそれぞれありますが、大体にして個々の個性の問題は集団と活動を上手くやっていけるかということで大きな問題を生み出します。
AIなんかは、データや分析プログラムなどをコピーして並列化することができるので、複数のAIであっても連携はしっかりできるでしょう。人間のような意見の相違というのはないかもしれない。
ですが、まだ人間の世界です(笑)
この人間の世界が幸せで満たされるためには、一人ひとりの人間が「認められ」て、「安心感」を得て生きていけるようになれたらいいなぁと思うのです。
いつも話が遠回りになってしまいますが、「何をやるか」ではなく「何を願って生きるか」を大切にしたいのです。
私はこういうことを考えているときがすごくやる気になるのです。
これって、やっぱり自分の好きなことだからですよね?
「本気になれる」
これが私の求めていた生きがいなのだろうと、自分の「好き」が他の人を幸せにできるとしたら、すばらしいだろうなぁと思うのです。
だから、「これからは自分が本当にやりたいことをやろう」と思います。