スタジオジブリ・レイアウト展が山口にやってきた!ジブリ美術館オリジナルグッズもたくさん!
目次
スタジオジブリ・レイアウト展が山口にやってきた
地元の山口県立美術館でこのたび「スタジオジブリ・レイアウト展」がスタートして好評です。
山口県立美術館 スタジオジブリ・レイアウト展 2017/4/20~6/18
平日に訪れたのに、けっこうな人出でした。
さすが、宮崎さんのアニメのファンは多いですね。
私はもう結構おっさんですが、時代的に子供時代にはアニメが一般的なメディアとなっていたので、今でもけっこうアニメは観ます。
それは自分がけっこう臆病者で、暴力的な画面を見るのが苦手なのだけれども、アニメだったらあまり精神的にキツくないので安心です。
まあ、つい最近「攻殻機動隊」の再放送でキツイのがありましたけど・・・今思い出しても気持ち悪い・・・
まあ、それはそれとして、スタジオジブリのアニメは明るい子供たちが中心に楽しめる内容の作品が多いので、まったく問題ありません。
ただ、世代的にはやっぱり「風の谷のナウシカ」「天空の城ラピュタ」、そして、実は時間的にはさかのぼりますが、「ルパン三世 カリオストロの城」ですかね。
「レイアウト」って何?
さて、今回の「レイアウト展」ですが、この「レイアウト」とはアニメ製作において一番重要な作業らしいです。
鑑賞ガイドをもらいましたので、これから引用しましょうか。
《レイアウト》って何?
アニメーションの製作は、キャラクターを描くのは作画担当、背景は美術担当というように、複雑な分業作業で進められます。ところが、完成したアニメーションをみると、まるで一人が最初から最後まで描いたかのような統一感が感じられます。これはスタッフ全員でしっかりと仕上がりのイメージを共有しているからこそ。「レイアウト」は、そのイメージ共有のために重要な役割を果たすものなのです。
レイアウトを描くのは、各場面の原画を担当する複数のアニメーター。完成したレイアウトは、最後に監督によってチェック・修正されます。宮崎駿監督の場合は、イメージを伝えるのが難しいような場面や重要な場面は、自らレイアウトまで描くこともあります。
そして、作業工程におけるレイアウトの場所は、このあたり
絵コンテから作画作業に入る前、まさに引き返すことの難しい作業に入る直前のイメージ共有の大切な場面ですね。
なので、「レイアウト」は、アニメの各シーンのイメージを事細かに表現したものと言えるでしょう。
なので、観たことのある作品であれば、一度は観た一場面なわけです。
それも、いきいきと動いている場面を切り取って観る形になるので、そのときの躍動感がよみがえってきます。
これって「目標のイメージ作り」に役立つかも
と、まあ、単なる「展覧会の絵を観る」ということであれば、ここまでで十分なのですが、「イメージの仕方を学ぶ」という視点になりました。
ここで先日参加してきた潜在意識のセミナー「引き寄せの法則201」で学んだ、「目標設定には臨場感たっぷりのイメージが重要」というところにつながっちゃったわけです。
引き寄せの法則201セミナーをうけて感じたこと 「お金が一杯あればいい」は本当か? ←題名からはいまいち想像できませんが、目標設定の重要さとそのためのイメージ作りについて書いてます。
「臨場感たっぷり」というのは、まさにこのアニメのレイアウトが頭の中で作ることだろうな、と思ったわけです。
そして、自分の潜在意識に効果的に働きかける「感動的なイメージの作り方」の参考になるんじゃないか、とね。
確かに、このレイアウト展を見ただけですぐに習得できたとは思いませんが、良い勉強にはなったと思います。
これこそまさに「シンクロニシティ」が起こったという感じではないでしょうか?(笑)
レイアウト展で観られる作品
さて、このスタジオジブリ・レイアウト展で観られる作品は全部でなんと33作品
・風の谷のナウシカ
・天空の城ラピュタ
・となりのトトロ
・魔女の宅急便 ←レイアウト残存数がたったのこれだけ!超貴重らしいです!
・紅の豚
・耳をすませば
・On Your Mark ←チャゲアスの歌のアニメ!
・火垂るの墓
・おもひでぽろぽろ
・平成狸合戦ぽんぽこ
・ホーホケキョとなりの山田くん
・千と千尋の神隠し
・もののけ姫
・ハウルの動く城
・崖の上のポニョ
・猫の恩返し
・海がきこえる
・ゲド戦記
・コクリコ坂から
・ギブリーズ
・借りぐらしのアリエッティ
・思い出のマーニー
・アルプスの少女ハイジ ←アニメにおける「レイアウト」が生まれた作品らしい
・母をたずねて三千里
・赤毛のアン
・未来少年コナン
・ルパン三世カリオストロの城
・じゃりんこチエ
・セロ弾きのゴーシュ
・名探偵ホームズ
・風立ちぬ
・かぐや姫の物語
・レッドタートル
レイアウトを観覧するときの注意点
観覧されるときの注意点として、
「レイアウト」は絵画ではなく、アニメ製作のための指示書みたいなものですから、
・展示物が小さいので、近づいて見ないとよくわからない
・基本的に鉛筆と色鉛筆で描かれている
・背景の上でのキャラクターの動きは線画でうすく描かれている
・とにかく数が多い(じっくり見ると時間がかかります。でも楽しいけどね!))
特にこれからのゴールデンウィークはたくさんの方が行かれると思うので、ある程度の覚悟はしておいた方が気持ちが楽でしょう。
会場入ってすぐのナウシカのあたりは非常に込み合うので、サッサと奥に進んですいているところからジックリ見るのがお勧めだと思います!
あとでいくらでも戻って見れますからね(ただ、忘れないように・・・)
観るだけじゃない!自分の絵心で参加もできるコーナーも!
さて、このレイアウト展、珍しく会場内で撮影OKの場所が数箇所あります。
その中でも一番楽しかったのが会場出口付近のココ!「トトロケーション」のコーナー
床面にトトロのだまし絵が置いてあって、その上に寝っころがると・・・
メイちゃんになります(笑)
さて、このコーナーの壁にはなんか黒い点々がありまして、
よく見ますと、「となりのトトロ」や「千と千尋の神隠し」で登場した「まっくろくろすけ」を自由に描いて貼って遊べる「まっくろくろすけコーナー」でした。
実は個人的にはこのコーナーがとても楽しくて、けっこうな時間を過ごしましたね。
「なんでか?」というと、中にはおもしろネタのイラストがあったりして、こういうのを探すのが楽しいんですよ(笑)
恐いって
トトロがふわふわでかわいい
もののけ姫の「モロ(声:美輪明宏さん)」かっこいいですね
千と千尋の「かおなし」もなんかかわいい・・・
まっくろくろすけとスヌーピー
スーパーサイヤ人がいますね・・・
リアルまっくろくろすけ・・・コ○ンの犯人じゃないか
ルパンはこういうイラスト似合いますよね。予告状に描いてそう
はい、大笑いでした。まさに時事問題まで!
ミュージアムショップも楽しい!
最後に、この展覧会でもう一つとっても盛り上がるところ。ミュージアムショップです!
なんと、三鷹の森ジブリ美術館のミュージアムショップ「マンマユート」が山口県立美術館に出張!
レイアウト展オリジナル商品だけじゃなく、マンマユートのオリジナル商品もたくさん品揃えされていて、この日もお客さんであふれていましたね。
販売スペースが少し狭いのですが、皆さんお互いを思いやって和やかに楽しんでくださいね。
私が購入したのはこの図録
こんなに厚いのイメージ作りの参考にしたいと思います!