あなたの税金、ちゃんと使われているか関心がありますか?
このタイプのネタ、前にも書いていますが、あまりにも腹立たしいことを知る羽目になったのでまた書きます。
さて、国民の3大義務というのがありますね。
教育の義務、勤労の義務、納税の義務
ほとんどの人たちが自分が汗水たらして、いや最近では涙や血を流して働いた収入から、税金を国や地方自治体に納め、行政機関はその税金で職員を雇い、福祉を初めとするいろんな行政サービスや事業を行っています。
そんなことはわかっている
そう思うんですが、はて、実際に行われている行政の仕事に本当に無駄は無いのかというと、それがそうでもありません。
もちろん会計処理はちゃんとつじつまはあっているし、彼ら公務員はそういうことにはとても気を使います。
しかし、事業そのものの意義や効果、そういったものはあまりというかほとんどまじめに考えられていないものも存在します。
特に、「国の補助金や交付金を財源とする事業」これがとても危険です。
というのも、国からの補助金申請の案内が来るわけですが、だいたいにおいて提出期限が連絡を受けてから1週間以内とか2週間以内なんていう馬鹿げた設定なんですよ。
「そんなの当たり前だ」っていう人は、もう結構です
多分まじめで優秀な公務員でしょう。
「公務員」のルールが世界のルール、それしか見えない井の中の蛙
でも、公務員ってのはよほど悪いことをするとかしないとクビにはならないので、強いんですよね。
ある意味開き直れる
実はこの公務員の身分の保証、もう一つ、逆の利点は「組織に逆らって自分が正しいと思うことをできる」というのもありますが、これはこれで本人にとってはかなり勇気が要りますけどね。
まあ、それはさておき話をもどして・・・
そんな数週間で企画立案されるような事業って、本当に社会のためになるものだと思えない。
まあ、地方自治体の独自予算でやろうとしていたことがたまたまその国の補助金や交付金でできるんなら、「ラッキー」ということで財源を乗り換えて予算を浮かせることもできるから、それはそれでありがたいことではありますが、そもそもそういう既存事業が適用になるような制度はやってきません。
というのも、毎年毎年、「新しいこと」「新しいこと」とマントラを唱えながら、机の上で奇抜な事業が作られて、「新たな挑戦」などという建前で新規事業が予算化されるわけです。
これは、行政のもう一つの歯車、「議会」が役に立っていないことの証でもあります。
「変化しなくて良い」と言っている訳ではありません。
昔のお役所仕事を揶揄する言葉もありますから、時代の流れにあわせていくということは確かに必要です。
ですが、最近は「何か前と変えなければやってはいけない」みたいな思い込みだけが優先されている気がしてならないのです。
「変えなくても良いものは変えなくて良い」
「それはこういう背景があるからだ」
と自信をもって言えればそれで良いのだと思っています。
そもそも、行政がやるべきなのは「社会的弱者の支援・扶助」であって、極端な景気対策とかイメージ戦略なんかではないと思っています。
「まったく必要ない」と言う気はありませんが、「景気対策」、これ国が補正予算なんかでよくやるばら撒きなのですが、その瞬間はそのお金のはけ口になる業者の懐はあたたまりますが、制度がなくなったら元の木阿弥です。
景気対策でお金をもらって、そのときはうれしいんですが、実はこのお金で成長するなんてことはありません。
まさにその場限りです。
でも、こうやって日本全国で税金の無駄遣いが横行しているわけです。
でも、森友学園のネタはテレビのニュースになりますが、こういう小さなネタは出てきません。
でも、チリも積もれば山となる。
国民の税金が単なる公務員のマスターベーションにシコシコ消費されている可能性もあるわけです。
では、そういうのを誰が見張るのか
議員じゃないですか。
国民、市民の代表であり代弁者である議員は、それぞれの場で行政機関が執行する予算や実施する事業が「本当に国民や市民のために活化されているのか」を見定めなければならない役割の人たちです。
だが、議員はこれまたそういう視点で勉強していない。
議会で質問することといったら、「何に使ったのか?」とか「いくら使ったのか?」とか、「成果をどう見ているのか?」みたいなことくらいしか言わないんですよね。
国会なんか最高に面白いですよね。
予算委員会で森友学園のことを議論してるんですよ!
国民のために早く定めなければならない予算に関係ありますか?
すでに執行されている予算であれば、決算委員会とか、本当に必要であれば特別委員会とか作ってそれだけ議論する場を作ればいいじゃないですか。
酷い議員なんかは、韓国の従軍慰安婦の質問を予算委員会でするんですよ。1ミリも必要ないでしょう。
まあ、野党の方たちは、良い予算にしようというよりも、議論を長引かせて日本国内を混乱させ、経済を停滞させるのが目的みたいなところもあるように見えますけどね。
「適正な施策となるように質す」みたいなことは言いますが、どう見ても「悪口の言い合い」がほとんどで、真剣に国民のために議論している場面ってあまり見た記憶がない。
最近しばらくテレビや新聞を賑わせている森友学園のネタ。
辻本議員が工作しているとかいう話も出ていますが、そういうところはちゃんと報道されないなんておかしいでしょう。
さっき「そういう議論よりやることがあるだろう」みたいなことを言っておきながら矛盾する面もあるけれど、「真実」は必要。
だけど「今やるべきことは何か」これをちゃんと考えて行動してほしい。
でないと、予算成立が遅れて適正な仕事が作れなくて、公務員は体裁は整えるけれども、税金を消費して実施された事業はまったく効果なかった、みたいなことは本当にナンセンス。そりゃ経済も停滞するわな。
このての記事はいつもこうやってわけがわからなくなるんですが、いろんな角度から見ても「おかしい」
いろんな役割を持つ者が、それぞれちゃんと役割を果さないと、すべてがおかしくなってしまう。
今朝のNHKのニュースでやっていた話。
「いのちの電話」のスタッフが減っていて対応できない・・・
存続が危ぶまれている・・・
「いのちの電話」というのは、自殺したいと思い悩む人の話を聴いて救っていこうというボランティア団体。
驚いたのは「ボランティア団体」ということ。
電話対応で傾聴する技術を得るために、研修を受けるのだが、それも自費。深夜に自殺志願者の人が助けを求める電話に対応するのも「善意のボランティア」
おい!おい!
国民が苦しんで死ぬかもしれない状態なのに、国も地方自治体も何もしないのか?
憲法は何を定めている?
高齢化、少子化で人口が減少して地方は消滅するかもしれない。
だから移住政策だ!
とかいって自殺防止の対策はボランティアまかせ・・・
これ絶対におかしい。
人口減少を少しでも止めるためには、「人が死なないようにすること」も必要ではないか。
そして、その中にはひきこもりだったりするまだ若い人たちもいるはずなんだ。
彼らが自殺をやめ、ひきこもりから抜け出して社会の中で生活し、結婚して子供を育てることができるなら、それでいいんじゃないか。
いま、人口が減少しているという問題の本質をどう見ているのか?
政治の都合でデータを利用しているだけじゃないのか?
税金を投入すべきところはどこなのか?何に使うべきなのか?
国民市民はもっと考えて行政を見つめないと、自分達がせっかく納めた税金が、なんでもないつまらないもののために垂れ流しにされる一方で、本当に手を差し伸べなければならない人たちは失意の中で死んでいく・・・
こんな現実が21世紀にもなって、まだあり続けているところは、人類の業を感じざるを得ない。
人間は「進化してるのか?」
でも、せめて自分達の税金がちゃんと使われているか、関心を持つべきだと思う。