少年の主張コンクールを聴いてきました

この度、縁あって生まれて初めて少年の主張コンクールなるものを聴く機会がありました。

発表者の中学生、みんなすごく良くできる子達で、5分のスピーチを暗記ですよ!暗記!

こういう子達が将来がエリートになって行くのかな?なんて感心していました。

が、スピーチはというと、現代社会の問題を反映しているな、人間ってなかなか変われないものなんだな、と感じる内容でしたね。
「主張」は、大きく分けて2つに分類されていたと思います。

一つは、社会的弱者の方が身近にいる中での自分の心の機微を描いたもの。

もう一つは、日常の体験の中から生まれた「気づき」に関するもの。

私は、後者の方が好きな内容だったのですが、審査会は前者の方を評価する流れになっていたようです。そういう「場」だったのですね。

前者の場合、発表者の感情がとても強く働くので、受け手の人間の心にも響くというのはあると思いますね。

まあ、いずれも素晴らしい内容だったので、自分としては順位をつけるものじゃないよな、なんて思った次第です。

評価する方も主観で評価するしかない。人の思いに「客観的評価基準」なんて無いでしょうから、比べるものじゃない。

こうやって、自分で考え、それをアウトプットするなんて、本当に勇気の要る行動ですから、それができる若者たちがいることそのものが本当に素晴らしいと言えるでしょう。

ただ、カウンセラーを目指す者として気になったのは、前者のタイプの主張の内容です。

障害者や、特殊な病気を抱えてしまった人に対する心の置き方というものが描かれるわけですが、弱者とその近くにいる自分、そしてそういう弱者の方達とは普段そんなに接する機会の無い人達から注がれる差別的な視線。

「自分」は、その間で揺れ動くわけです。

障害者の方に対する思いやりも持っているけれど、そういう自分に対する他者からの批判的、差別的な態度や言動を受けると自分も苦しい。

これは、まさしくこれを書いている自分の中にも存在していて、話を聴いていて胸が苦しい感じがしました。

そして、何よりも、社会がこれだけバリアフリー化してきて、人権教育もしてきている中で、こういった人たちに対する人間の反応は、あいも変わらずだな、と。

社会の大半を占める「健常者」から見ると、自分と異なる存在はどうしてもそういう風に見えてしまうものなのか。

そもそもどこで、どの程度で「異なる」と感じるのか?

言い方は悪いけど、この反応を緩めるには「慣れ」が必要なんだろうと痛感します。
知人の会社に軽い知的障害者の方が勤めていて、会社は法律に基づいて雇用しているのだけれど、時々奇声を発したり、常にブツブツ意味不明なことを呟いていたりするのがとても怖く感じられたそうです。

生理的に違和感を感じた、と。

ですが、その人は、とても優しい人で、そういう弱者の方達にもとても理解と思いやりのある人なのですが、やはり相手の行動パターンが慣れないので、とても大きな違和感になるようです。
ここで話が逸れますが、ふと思いつくと、知的障害者の方達の潜在意識は、どういう風になっているのだろうと思うのです。

人間の意識の95%を占めると言われる潜在意識

私たちカウンセラーという立場の者は、この潜在意識と関わることとなります。

知的障害者の方達は、顕在意識が上手くコントロールできないという状況の中で、その奥にある潜在意識はどうなっているんだろうと思うわけです。

一説によると、人間の心は身体の中のどこかにあるわけじゃなくて、身体の外にあるクラウドみたいなところから電波を受信するようにしてやってくるのだそうです。

となると、顕在意識も潜在意識も、頭(脳)の中にあるわけじゃ無いようです。

こうなってくると、もうわけがわからなくなってしまいますけどね。

話を逸らせて言いたかったことは、潜在意識同士も影響し合うということを想定すると、それぞれの潜在意識がどういう状態にあるのかということがとても重要になりそうです。
さっぱりわかりませんが・・・
さて、中学生の主張を通じて感じたこの社会のこと。

まだまだわからないことだらけ、でも着実に進化していくためには、この人間の心の根本の部分を探っていかねばならないと思うのです。
そして最後に一つ。

こういったコンクールで集まったメンバーの発表内容は、なんとなく全てつながっているような感じがします。

社会をいろんな角度から見ているので、社会の縮図とも言えるのでしょうね。

なので、最優秀賞をとった子がどうのこうの、どれが好き、どれがイマイチとかじゃなくて、この場で発表された全ての「主張」を「受け止めたほうがいい」と思うのです。

この子たちにとっても、「自分の発表が賞を取れてよかった」で済ませるんじゃなくて、他の子の主張にも耳を傾けて、受け止めるということを是非やってほしいと思ったところです。

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