人生初歌舞伎!人間関係って、今も昔も変わらないんだなあ
昨日、東京に来ました
今回もカウンセリングの勉強です
昨日は1日ほど早く来て、これまで「やりたかったこと」の一つ、「歌舞伎を観る」を達成してきました
ただ、実は今日の予定が見えなくて、予約などはしていなかったので、当日販売の1幕券を買って観劇することとなりました。
スマホで見ると、10時半からの販売ということ。
ちょうど地下鉄で歌舞伎座に到着したのが10時15分くらい。
やって来ました!銀座の歌舞伎座!
で、当日販売の一幕席券の順番は、というと
すでにこれだけの長蛇の列ができていました。さすが、東京!
平日のお昼に歌舞伎を観に来る人達がこれだけいるのですからね!
やはり経済が回るってのはこういうことだなと感心した次第
さて、本日の演目はこちら
名月八幡祭
なんだか江戸庶民の日常を描いた作品なのかなと思いました
自分としては弁慶とかが出て来る戦場ものがいいなあとは思っていたのですが、初めてだし、むしろ「目の前にあるものを観る」という姿勢でいこうとおもいました。
すごく楽しみ
そしてこのお値段ですよ。
一幕とはいえ、1,500円で観られるというのは、すごくお得な感じがしました。
私の順番は49番目、観覧席は4階にあって全て自由席ですが、会場内に案内されるのもちゃんとこの順番で行われます。
とても公平ですね。
そして、場内に入りました。
一幕席の4階席からの景色はこんな感じ
以前、大阪で落語の寄席を観に行った時もそうでしたが、席は狭い。そして急傾斜。
でも、舞台はちゃんと見えるようになっているので、安心です
さて、演目の内容はというと、
新潟から江戸に出てきた若者が、綺麗どころの芸者の借金返済のために自分の家や田畠を売ってしまって、あとから騙されていたことを知って、気が狂って彼女も殺してしまう
というお話
ほんに、救いがないお話
このお話、新歌舞伎なのですが、昔のお話を元ネタにしているということですので、大筋は似たようなものなのでしょう。
まさに結婚詐欺、アカサギですね。
簡単にまとめると上の文章のようになるのですが、歌舞伎の演技を見る中で、本当にいたたまれなくなります。
「あるある、こういうこと」
人が良いだけではわたっていけない世間の厳しさなんかも表現されているのかもしれませんね
かわいそうでスッキリはしませんが、この演目を観た人が「どういう感情を持つのか」「現実をどう捉えるのか」ということを考えさせられるという点では、教育的要素もあるのでしょう。
この演目の作者がどう思ってこれを作ったのか、とても興味があります
でも、結局人間って、いつの時代でもある意味「同じ」なんだなぁと思いますね。
近代社会になったからと言って、消えた悩みはほとんどないのでしょう。
そして、これからも多分そうなんでしょうね。
こういうことを大前提に、物事を考えて行く必要があるなと思いましたね。
あと感心したのは、歌舞伎役者さんって男性ばかりですよね。
だけど、女役の方の声が、わざとらしくなかったってこと。
本当にそれらしく聞こえたところに、驚きでした。
今度は、スカッとする話も観たいなぁ