負の感情にしがみつくことは益なし。抜け出すために・・・
何人も過去に自分の感情を害することがあった相手に対する怒りや憎しみはそうそう消えるものではない。
時々、何度も反芻するように思い出しては、自分の中に染み込ませてしまう。
今思えば、事象が起こったその瞬間に湧き上がってきた負の感情は本物だったと思うけれども、後から何度も繰り返した「思いだし怒り」ってのは、最初の瞬間の感情にその都度脚色が加わっているかもしれないね。
時は流れる。
自分もその相手も、今や「その瞬間」の人では無いかもしれない。
にもかかわらず、自分の中の相手のイメージは、「その瞬間」+α、いやいや、αの方が大きかったらどうしたことか!
そのαとは、現実ではなく、自分の被害妄想の作り上げた虚構に過ぎないとしたら・・・
今、自分が育ててしまった、今となっては本物とも妄想ともわからなくなった、その負の感情に振り回されているとしたら、なんか人生損した感じがしないか?
そして、その負の感情は自分自身を疑心暗鬼にさせて、「また同じことが起こるんじゃないか」「自分は騙されるんじゃないか」という「考え」を土台に生きていたとしたら、目に映るすべてのものがそんなふうに見えてしまうかもしれない。
根本的にネガティブをデフォルトに生きると、そうなる。
人生、いろんなことは起こる。
でも、何も見ても、何が起こっても、「それをどう受け止めるか」の部分が、ニュートラルかできればポジティブである方が、自分にとっても、周りの人たちにとっても、社会にとっても、宇宙にとっても、きっと良いのでは無いかな、と思った次第。
意識して自分の心を観察してみることが、気がつく第一歩。