世界は複雑であることを認識する
5月以来、超久しぶりの更新です。
この間、新型コロナウイルスの感染拡大とこの事案に対するマスコミやネット情報の動きなどを見ている中で、皆さんいろんな思いをもって生きておられることと思います。
さて、今回のテーマは「世界は複雑である」ということ。
言葉としては誰もが当たり前と思っていることでしょう。
しかし、本当に自分はそういう認識の下で思考しているのだろうか?
一番わかりやすいのが、善悪です。
物事を善か悪かの二つに分類するクセがついていませんか?
もちろん、世の中にはあらゆるものや事柄が存在し、それらごとに自分の頭の中で、自分の価値観で分類しながら思考しているはずです。
意図的に外部から入ってくる情報は、わかりやすく、シンプルにされていることがほとんどです。
ニュース、コマーシャル、などなど
でも現実は複雑。
シンプルな情報はわかりやすいけれども、それをそのまま受け取るクセをつけていると、どんどん現実を認識する能力が弱まっていくのです。
現実の認識能力が弱くなるということは、自分が生きている現実の世界からズレていくということでもあります。
そして、シンプルな情報発信者から操られやすい思考パターンになってしまう。
この世界にはいろんな人がいて、いろんな見方があって、その複雑な現実を事実としてしっかりと認識できていればこそ、自分の目で見、頭で考えることができると思うのです。
マスコミの情報だけではなくなったインターネット時代。いろんな情報に接して、だけれども単に鵜呑みにしてすぐに信じ込むのでもなく頭の中に転がしておくことで、そのパーツがつながっていろんなものが見えてくるでしょう。