「強さ」と「弱さ」~男とは~
男は強くなるようにと言われて育つ。
人前で涙を流してはいけないとか・・・
それは実は「悲しんではいけない」という禁止ではないのだけれど、決して人前で涙が流れないように、感じることをやめてしまう。
俺は男だから、これでいいのだ・・・と
でも、その状態は、実は大切なものを欠いた状態だと言っていい。
本当は悲しいのに、それを感じないふりをして強がっているっていうのは、まさに弱さ。
悲しみを受け入れる。
悔しさを受け入れる。
自分の弱さを受け入れる。
これをやってもしっかりと自分の足で立っていられることこそが、本当の強さなんだと思う。
これって、実は世の多くの男どもは知っていることなんだ。
大ヒット漫画の北斗の拳
登場する男たちは皆悲しみを背負って生きていた。
きっとこの漫画が今でも多くの男達に支持されているのは、悲しみを背負いながらも生きる男の「本当の強さ」に対する共感なんだと思う。
世の男達よ。それでいいのだ。
北斗の拳の登場人物たちのように、涙を流して悲しみを溢れさせてもいい。
それを受け入れたときに本当に強くなるという言葉を信じていい。
だから、自分が悲しいことは素直に「悲しい」と感じて、思い切り涙を流していい。
それは弱さではなく、強くなるためのプロセスなんだと思う。
ガンダムユニコーンの中にもこんな台詞がある。
「何があっても泣かないなんて奴を、俺は信用しない」
男である前に「人」なのだ