自分を観察している感じ
心について学んだからといって、完全無欠の神様のような人になるわけじゃない。
怒ることもあれば、傷つくこともある。
不安になることだって、ありますね。
でも、ちょっと違いがあるとしたら「飲み込まれないようにするコツを知っている」ということ。
感情というのは人間の心の中から必ず湧き上がってくるものですし、ある意味、無くてはならないといってもいいものです。
人間が人間としてい存在するとても大きな要素とも言えると思っています。
この感情が厄介なので、蓋をして知らないふりをしていたら、いつの間にか何も感じなくなってしまって困ることも多いのですが、このことについては別の記事を参考にしてみてください。
創作作品から得られる気づき2 「感じる」ことができない(ガンダムユニコーン)
さて、本日は「感情に飲み込まれない」ということなのですが、私がこの1年位で身につけた方法としては次のようなものです。
まずは、今感じている感情を認めること
ああ、今、俺は怒っているなぁ、とか、寂しいなぁ、とか、不安だなぁ、とか、自分の胸の中でざわついた心の波を「そうなっているんだなぁ」みたいな感じで。まずは受け止めることですね。
確かに自分の感情なんだけど、これは「タンスの角に足の小指をぶつけると超痛い」のと同じで、単なる自分の心の反応として当たり前のことなんですね。
「自分の中でそういう反応が起こった」ということ。
自分が感じている不安や怒りが、何かに反応して起こっている現象なんだという認識をすると、ちょっと自分を離れたところから客観的に観察しているような感覚になって、不安や怒りそのものに飲み込まれにくくなりますね。
感情は僕たちの心から生まれた、瞬間、瞬間の反応であって、感情が僕たちそのものではないということです。
自分=怒りそのもの ではないし、
自分=悲しみそのもの でもないですね。
いいときもあれば悪いときもある、時間と空間の中で起こる、反応現象です。でも、ついつい多くの人が自分そのものと思い込んで飲み込まれてしまうんですね~
でも、こういう世界観がわかってくると、そういったネガティブな感情から生まれる身体反応にも変化が出てくるので、より落ち着きやすくなってきますよ。
感情ってのは、人間として持っていて当たり前、あるのが当たり前なんだから、恐れることなく、恥じることなく、「自分がそういう反応をしている」ということを自分自身が受容できたほうがいいと思います。
だって、自分のことを認めてあげられるのは、まずは自分だろうし。