「人材がいない」それは本当でしょうか?

この言葉、最近よく聞くようになりましたね。

「仕事」においては、人口減少や少子・高齢化による影響はあると思いますが、今日テーマとするのは地域活動の場においてのものです。

仕事がら、地域の自治会などの幹部がよくこういうことを言われるのですが、私は「ああ、これも現在日本に共通する病気かもなぁ」って思うのです。

そもそも「人材」と認められるためには、何が必要なんでしょうか?

基準があるのかなぁ?

「人材がいない」って嘆いている人は、自分のことはどう思っているのでしょうか?

もし、自分は人材として認めているんだったら、あなたは「いつから人材になったんですか?」って聴いてみたい。

最初から完璧な人なんていないし、きっといつまでたっても完璧になんてなれないはず。

じゃあ、あなたが必要とする人材は、どうやったら生まれると思いますか?

「人材がいない」と言っている人は、どこか遠くから知らない人間がやってきて、「私がやりましょう」って言ってくれるのを待っているのでしょうか?

きっと地域における人材はそんなんじゃない。

まあ、外から入ってきた人が新しい風を持ってくることはあるけれど、そればかりを期待していたのでは、ね。

外部の人間から言わせてもらうと、実は「人材がいない」って言っている地域には、必ず人材はすでにいるもんです。

本人たちが気づいていないだけ?

それとも認めたくない?

この辺が日本人の自己肯定感の低さを大いに物語っていますね。

「自分たちは不十分である」

「私たちには課題がある」

「だから、優れた方法や、外部の力が必要である」

でも、動かなければならないのはいつなんですか?

今でしょう?

「人材がいないから」って、悩んでいても何も始まらないですね。

落ち着いて周りを見回してみましょう。

いつも言葉は少ないけれど、やるべきことは必ずやってくれる人。

人が集団活動するときのムードメーカー的な役割を果たす人。

気づいたことを、すぐに言葉にしてくれる人。(ちょっとうざいけど)

いろんな人たちがいて、地域です。

これは、どこに行ってもそうだと思います。

今いる人たちを人材と認めたら、何かできるような気がしませんか?

「人材がいないんだよね〜」って悩んでいる現リーダーの皆さん、あなたの周りには本当に人材はいないと言い切れますか?

ちなみに、古代ギリシャ時代から人間は9つに分類されるという考え方があり、この9つの性格を理解することで、集団をうまくまとめていくことができるそうです。

エニアグラムといいます。

またこのブログでも触れていきたいと思いますが、検索したら参考になる本とか沢山ありますので、興味がある方は是非手にとってみてはいかがでしょうか。

人間の悩みのほとんどは人間関係だと言われます。

周りの人たちを人材として認められないあなたの中にも、何か思い込みがありませんか?

「私の周りには人材がいない」それは本当でしょうか?

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