吉田松陰

今年は明治維新150年ということで、地元の山口県ではいろんな取り組みがされているようです。

今日はその明治維新の原動力ともなった吉田松陰について書いてみたいと思いました。

”志を以て万事の源と為し、選友(せんこう)を以て仁義の行を輔(たす)け、読書を以て聖人の訓を稽(かんが)える。”

これは、吉田松陰が弟子達に大切にすべき3つのことを伝えた言葉です。

 

現代風に言うと、

①自分のあり方(価値観、目標、生き方)がすべての原動力となる

②良い生き方をしたければ、付き合う人を選べ

③本を読んで自分より優れた人からしっかり学べ

くらいでしょうか?

 

賛否両論あるとは思いますが、私は「志」を「あり方」と感じたのです。

私の名前にも一字あるのですが、「志」とはなにか具体的な目標というよりも、「自分はこうありたい」という少し漠然とした方向性というか、ベクトル的なものをイメージしたわけです。

その自分の根源であるところの志(あり方)をもって世の中の現象を見、自分の中から湧き上がってくる発想をもって行動が生まれる。

多分、目標や目的といった具体的なものは、それぞれの時代やその人の環境によって違ってくると思うのですが、おそらくこの「あり方」(志)というのは、実は時代が変わってもそんなに大きな違いはないと思うのです。

吉田松陰がそんなイメージだったのかどうかはわかりませんが、これまで約50年生きてきて、先人が残した言葉の中に、深いものを感じれるようになったのかなとしみじみしています。

 

 

 

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