夫婦関係を良好に保つために・・・夫婦同士で話し合うことは大切
「夫婦の会話がない」というのはよく聞かれること。
皆さんの家庭ではどうでしょうか?
カウンセラーを目指して修行中の身の私ですが、先日、妻のカウンセリングをして思うところがありました。
それは「非常に満足度が高かった」ということです。
これは「私がカウンセリングが上手い」ということを言いたいのではありません。
何気なく交わしている普段の会話とカウンセリングによる「話の聞き方」との違いが出たのだと思います。
カウンセラーはクライアントの主訴をしっかりと把握しようとちゃんと話を聴きます。
これを業界用語では「傾聴」というのですが、あくまでも話し手は相手(クライアント)であって、私(カウンセラー)ではない。(自分が話したいことを話すのではない)
そういう初期設定をして話を聴くというところが大きな違いだと思いますね。
対等に言いたいことを言い合う「会話」とは違うということ。
そして、話の中身がちょっと違うかな。
「最近の悩みとか困っていることはない?」というふうに、彼女の心の中をテーマにして話を聴きます。
ときとして日頃の不満が「夫という存在」に向かってくる可能性もありますけどね。(笑)
これで「私とあなたの関係について」という対立関係ではなくなるわけです。
どちらかというと、前提が「妻の援助者という立場になっている」という点は大きいと思いますね。
相手の認識もそうですが、聴き手である自分自身の頭の中もそういう初期設定になることで、冷静を保って客観的に考えることができるわけですね。
そして、話を聴くときには、要点を紙に書くようにします。
これをすることによって、相手にとっても自分にとっても話の中身を客観的に見える化することができます。
ついつい普段の会話では、かなり漠然とした双方の思い込みが話をややこしくしてしまうことが多いと思います。
感情も伴いますしね。
人は意外にも自分の考えを正しく認識できているわけではないので、「これはこういうことかね?」とか確認しながら、一つの図面を作り上げることによって、大切なパートナーの心の構造をお互いに共有することができるわけです。
そして、そうすると奥さんの方は「ああ、こういうことだったのか」と気づく。
多分ですが、その瞬間に自分自身の考えを理解できるとともに、「夫も理解してくれた」という安心感が生まれるような気がします。
もちろん、聴き手であるこちら側としてもちゃんと認識できるのには間違いないです。
ただ、あえて書いたのは、「彼女がどう思っているか」がとても重要だと思っているからです。
さて、夫婦円満であるためには、お互いの気持ちを分かり合えることが大切だと思いました。
月に1回くらいは、ちゃんと話し合ってみるのもいいかもしれませんよ。
夫婦の話し合いのポイント
一、相手(妻)の話を聴くぞ!という初期設定をしてから対話を始める
一、話のテーマは奥さんの悩みや不安にフォーカスする
一、話の要点を紙に書き出して、お互いに確認する
お互いの普段の関係も大きく影響しますので、結果は保証できかねますが(笑)、繰り返すことでだんだんとラポール(信頼関係)が形成されていく気がします。
お互いに頑張りましょう!!