身体についた「くせ」は、心にも影響を与え続ける
アイキャッチ画像と題名がしっくりこない感じですが、実は大いに関係があります。
拳に力が入っているとしてください。これは「力んでいる」姿です。
私は、昔から「スポーツや運動は力一杯やらなければならない」と思い込んでいたようです。
漫画とが映画とか小説とか、何らかの外部情報を鵜呑みにして、むしろ「憧れ」として刷り込んでしまった感もある。
北斗の拳しかり、ドラゴンボールしかり、ブルース・リーなんかもそうですね。
敵をやっつける時は、見た目にはものすごく力んでいる表現がされてることがほとんどです。
映画やアニメではそうすることで、視聴者の気分を盛り上げるわけなのですね。
ゆるーく脱力して憎い相手をやっつけるなんて、なんだか盛り上がらないですもんね。
で、そういう情報を間に受けてしまうと、力めば何らかの効果が発揮されるという期待をしながら練習してしまい、結局「力む」プロセスが身体の中にオートメーション化されてしまう。
でも、この体に刷り込まれた「思い込み」っていうのは、そう簡単に抜けるものじゃないんです。
ともすると、日常生活で常に「力んでいる」という場合もあるかもしれませんね。
これは武術をやるものにとってはとても厄介なことで、実際の戦闘では「脱力している」「リラックスしている」というのが理想です。
スポーツでもそうですよね、力んでいたら、そもそも自由に動けない。スポーツ選手はリラックスすることを第一に考えてますものね。
で、さらに悪いことに、力むのは簡単にできるんですけど、「力を抜く」というのは非常に難しいんですよね。
でも実は、力を抜くととても大きな力を出すことができる。(みたいです)
テレビとかからのイメージを鵜呑みにしてしまって、上達への道を遠回りしているという感が強いです。
そしてさらに、身体と心の関係も考えると、リラックスできない身体は精神状態にもよくないでしょうね。
心と身体はつながっている。
心の95%を支配する潜在意識は身体を通じて訴えてきます。
その潜在意識の声を聴いたり働きかけたりするために瞑想をする人が増えてきましたが、瞑想するには身体をリラックスさせるのが重要です。
リラックスする事で、身体も副交感神経側に寄って脳波もα波になっていきます。
「力んで良い事はほとんどない!」と言ってもよいですね。
でも、自分がこういう体験をしたからこそ、こうやってブログのネタにもできるんですけどね〜