猫庭のある旅館 てしま旅館に行ってきました!
山口県山口市の阿知須という地域に、保護猫を預かって育てる「猫庭」がある旅館があります。
それが、てしま旅館
この猫庭は、昨年のこの時期にクラウドファンディングで貨物列車のコンテナを活用した「猫庭プロジェクト」を提案され、多くの猫好きの皆さんの応援により、見事に寄付目標を達成されました。
2016.4のクラウドファンディングの目標達成を祝うブログ投稿
その猫庭も無事に完成して、沢山の可愛い猫達が救われて、元気に生きている姿を覗きに行ってきました!
てしま旅館は農村地域にある小さなお宿です。
確か旅館のお部屋で見た旅館案内によると、昭和40年代から営業を始められたお宿です。
当時は地元の方が良く利用されていたそうです。
車で行くと、年季の入った看板がありますが、気をつけていないと通り過ぎちゃうかもしれません。
周りの景色はこんな感じ
私は田舎出身なので、こういう農業の野焼きの風景や煙の香りが大好きです!
本当にのどかな幸せな気持ちになれるのです。
さあ、では旅館の中はどうなっているのでしょう?
これが旅館のフロント。旅館内は少し暗めになっていて、光を上手に使ったデザインがあちこちに工夫されています。
これがロビー。利用者がゆったりくつろげる空間になっています。
窓の向こうに見えるのが「猫庭」です。が、まずはちょっと旅館内のデザインをご覧くださいね。
階段には、横からの間接照明
つづく廊下もこのように下からの証明で、柔らかな光に包まれています。
振り返るとこんな感じ。ちょっと暗いですが、雰囲気は良いですよ~
こちらはお部屋の入り口。お部屋ごとに証明の色が変えられていて・・・
お部屋の中の光が、入り口の扉の枠を通って美しい光の模様を作り出しています。
お部屋の名前も光が照らし出します
お部屋の中もこんなふうに暖かな光の証明
そして、お風呂へ行くと、
お風呂の中もこんな感じでリラックスする~
目次
さて、それでは、注目の猫庭です!
旅館のお庭にこうやってコンテナが置いてあって、
中では猫達が平和に暮らせるようになっています。
この猫庭には、時間が合えば宿泊客も入って猫達と触れ合うことができます!
高いところから見下ろしてくる猫達
寄り添って寝ている猫達
保護猫なので、まだ人になれない子もいますけど・・・
みんな喧嘩もせずに仲良くしています。
ベンチに座っていたら、いつの間にか下に猫達が来ていました。
ちなみに猫庭の館長さんは旅館の娘さん。猫達も安心しています。
さらに、お部屋によっては窓から猫庭の中の様子を見ることもできるんですよ!
猫達があっち行ったりこっち行ったり、結構動き回るんですね。
でも、やはりこの猫庭の思いは一つ・・・
猫庭は「仮の住まい」でないといけないのです。
この猫達、1匹1匹を愛してくれる里親さんが必要なのです。
旅館の方にお聴きしたところ、東京からわざわざ泊まりに来たお客さんがお気に入りになった猫がいて、その後、飛行機に乗って引き取りに来られたそうです。
この猫庭から東京へお引越しされたわけですね。本当にすばらしいことです。
この子達以外にも野良猫になってしまった子達が沢山います。
昔は野良猫がいたって、彼らも何とか生きていた。というより、地域で共生できていたんじゃないですかね。
自分も、この猫庭プロジェクトや、野良犬や野良猫の殺処分をゼロにしようという活動を微力ながら支援している一人なのですが、この殺処分という人間の思い上がりは大嫌いです。
野良犬野良猫はもちろん、自らが飼っていたペットが飼えなくなったとか、飽きたからとか、病気になったからとかいう理由で、簡単に保健所で処分してもらおうとする・・・
確かに、狂犬病は気をつけなければいけないし、勝手に庭に入ってきて糞をされるのは迷惑だ、ってのはわからなくもない。
でも、
「命を奪わなければならないほどのことなのか?」
って思うんですよ。
だって、原因を作ってきたのも人間じゃないんでしょうか?
その辺に、人間以外の動物が生きているのが何で悪いんでしょうかね。
こういった人間の思い上がりは、いつかきっと人間に帰ってくると思いますよ。
ちなみに、現在広島県の神石高原町で、犬猫の殺処分ゼロを目指す活動が盛り上がっています。
このプロジェクトの目標金額は、なんと10億円!
そして、現時点で3億7千万円もの寄付が寄せられているそうです!
2017年10月4日までの期間で募集を行っているこのプロジェクトも是非成功するよう、応援していきたいと思っています。
私は、命を奪うことを容認する人間ではなく、命を守ろうとする側でいたいと思っています。
話がてしま旅館からずれて今いましたが、旅館のデザインや猫庭だけではなく、なんといっても、このお宿は「食事が大変すばらしい」のです!
そのお話はまた別の投稿でご紹介したいと思います!