応援求む!犬猫の殺処分を無くす一大プロジェクトが進行中!
今年の春、山口市阿知須のてしま旅館さんが「猫庭プロジェクト」をクラウドファンディングで成功させました。
広島ではピースワンコ・ジャパンによる犬猫の殺処分をゼロにする活動が展開されていて、こちらはふるさと納税制度を活用して、昨年から約3億5千万円集まったそうです。
この日本に命を大切にする優しい人たちがたくさんいらっしゃることに感動します。
これまでの殺処分ゼロの取り組みについて詳しくは、ふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」から引用↓
この「ふるさとチョイス」上のキャンペーンでは、昨年9月20日から12月末までに約2億4500万円、今年1月から7月までに約1億300万円の寄附が皆さまから寄せられ、うち95%の金額が神石高原町からPWJに交付されました。多大なご協力をいただき、本当にありがとうございました。
おかげさまで、昨年暮れには神石高原町内の帝釈峡スコラ高原で犬舎4棟の建設に着手し、今年9月までにほぼ完成しました。現在、ピースワンコの施設で保護している犬の頭数は約500頭にのぼります。また、犬の保護事業を専門的に担当するスタッフ(獣医師、ドッグトレーナー、譲渡センタースタッフなど)は9月1日現在で38人になり、1年間でほぼ倍増しました。保護した後、ドッグトレーナーであるスタッフがきちんとトレーニングをして譲渡を行う点はピースワンコの特徴でもありますが、増員したことにより、質の高いケアを維持し、きちんと犬を飼っていただける方に譲渡することができています。
2015年度(2015年2月~2016年1月)の犬の保護事業の支出は、約2億4400万円でした。そして、殺処分ゼロの勝負の年である2016年度の犬の保護事業では、犬舎の建築費、犬の医療費や養育費、獣医師や飼育スタッフの人件費などのために、約5億1500万円の支出を計画しています。
ピースワンコでは、数字だけの殺処分「ゼロ」を目指すのではなく、ドイツのシェルター「ティアハイム」を手本とし、犬本来の生き方を尊重し、自由に行動できるように快適な環境を整えるアニマル・ウェルフェア(動物の尊厳)の考え方に基づいた「ゼロ」を目指しています。そのためには、きちんと教育を受けたスタッフの雇用、育成も重要になってきます。また、日本で殺処分ゼロを実現するために必要な知識を広める教育、啓発活動も重要と考えています。
さて、こちらの広島で犬猫の殺処分をゼロにするために尽力されているピースわんこジャパンさんの次のプロジェクトがスタートしたようです。
そのプロジェクトの目標額は・・・
なんと
10億円!!
そして画面を見ると、すでに2ヶ月が経過しているようですが、すでに達成率16.2%!
本当に素晴らしいことだと思います。
でも実は、これは広島県だけの問題ではないんですよね。
不要ペットの殺処分問題は国全体の問題
日本国民の「命」に対する認識の問題だと思っています。
民法ではペットは単なる飼い主の所有物であり、「物」です。
それではあまりにもいけないということで、「動物愛護法」が成立したのでしょうが、あいもかわらず飼えなくなったペットの引取りと殺処分は「仕方の無いこと」として実施されてきています。
こういった人間以外の無口な命に対する冷たい態度は、万物の霊長たる「人間」としての存在意義を失わせるものではないでしょうか?
それも、猿や猪などの野生動物ならばいざ知らず、自分が家族の一員として迎えたぺットのことですからね。
既にドイツではペットの殺処分はされていないとのこと。無責任な飼い主の責任は動物たちに負わせるのではなく、私たち人間が何とかしたいものですね。
私も応援します、この取組を!