幕末シリーズ 熊本市田原坂西南戦争資料館
熊本市 田原坂西南戦争資料館に行ってきました。
今回の幕末シリーズは熊本県熊本市の田原坂です。
西南戦争の激戦地 田原坂。今でも当時の戦いの生々しい痕が残っています。
まずは順当に資料館に入館
展示されていた武器をご紹介します。
資料館入ってすぐのところにあるのが大砲たち。
こちらはよくあるタイプですね。四斤山砲というのだそうです。
こちらは迫撃砲のようなものですね。ドイム臼砲(きゅうほう)というのだそうです。
使われていた砲弾はこういうものらしいです。
こちらは四斤砲弾。爆発してその破片が人を殺傷するのでしょう。
実は現場にはまだたくさん残っていて、今でも見つかるのだそうです。あとからお見せしますね。
次に、銃の展示。
当時の旧式のものから新式のものまでたくさん並んでしました。
この写真の一番奥にある銃にはある「案内」がついていまして。
「銃口を除くとライフルが見えます」と・・・
見えた!確かに螺旋が刻んでありますね。
おそらくこの頃新型からこういう技術が使われ始めたんでしょう。
でも、これを「ライフル」って言うんですね。銃の種類かと思っていました。
資料館の外には「弾痕の家」というのがありまして、当時の銃弾の痕が生々しく残っています。
見ていただいたとおりです。一日に何万発もの銃弾や砲弾が飛び交う危険極まりない戦場だったようです。
現在の武器に比べれば・・・とは思うのですが、それでもいたたまれません・・・
そして、この場から帰ろうとしたとき、後ろから声をかけられました・・・
それは、観光ガイドの方でして、資料館の展示品ではない、ご自身がこの田原坂で探して見つけられたものを見せてくださいました。
これは、先ほどもでてきましたが、四斤砲弾の破片ですね。
砲弾を回転させるための螺旋にはまるでっぱりが特徴的なので、すぐわかります。
こんな破片が猛烈な勢いで飛んでくるわけですね。当たったらひとたまりも無い・・・
そしてこれが銃弾。鉛でできていて、後ろのくぼみに火薬が入っていたのだそうです。
デカイ・・・こんなものが1日に何万発も飛び交っていたなんて・・・恐ろしい
資料館でいただいたパンフレット。
イケメンな薩摩兵らしき若者が微笑んでいる・・・
この表紙を見ると、「戦う」ということの意味や現実を改めて考えさせられた一日でした。
まずは興味を持ってもらうことが大切ですが・・・ね