新海誠監督の新作映画「君の名は。」、大ヒットするの納得!観てよかった
新海誠監督の新作「君の名は。」を観てきました。
公開初日から好調に記録を伸ばしていると話題ですが、9月2日にネットで見つけた雑誌「女性自身」の記事にもこう出ています。
「公開から1カ月で、観客動員数774万人、興行収入は100億円を超えた。100億人の大台突破はスタジオジブリ以外のアニメでは初の快挙となる。」
以前、このブログにも書きましたが、新海監督、すごいな~と思います。
サラリーマンからアニメ監督への転身。そして、ここまでの快挙!
やりたいことやって成功するって、多分最高の気分でしょうね。
そりゃ、プレッシャーもすごいんでしょうけどね。
当然、世間の人たちの見方はいろいろあって、酷評する人も中にはいますから。
漫画家・江川達也さんの評価をネットで見ましたけど・・・
漫画家・江川達也氏が映画「君の名は。」に苦言 「感情移入できなかった」
フェイスブックではもっと酷いことを言っていたような気がします。「この映画を見るようなやつはバカなやつらだ」「嘘を教えてはいけません」って記事を見つけたような・・・
まあ、漫画もアニメ映画も創作物ですから、そんなこと言ってたら「作り話」なんてありえないですからね。
話を戻しますけど、なんと言っても新海作品の映像の美しさを越えるものって、今ないんじゃないでしょうか。
とにかく、映画を観ながら「死ぬまでに絶対見たい絶景」みたいな映像が流れるわけで、今回映画館に足を運んだのも、スクリーンであの美しい映像を観たかったらなのです。
まあ、結果的には「もっと大画面で見るか、自宅で部屋を真っ暗にして画面に近づいて観た方がもっとよかっただろう」という結論に至りましたが・・・後ろの方に座ったので、ちょっと画面が遠かったかな?と。コレは自分のせいですからしょうがないですが・・・
さて、内容ですが・・・
ネタバレはいけないので、あまり書けませんけど、ストーリーは日常の風景を中心に描くラブストーリーくらいかなと想定していたのですが、結構大きく派手な展開をします。
「何?!そういうことだったの?」という、映画を見ている者が「思い込んでいた」時間の流れの概念を衝撃的に壊した後に、絶望から可能性へ、そして日本人が古来から受け継いできた「神霊の世界」と「刻の境界線」に対する神秘的概念が物語を救いに導いていきます。
え~。
私事で恐縮ですが、大好きな同監督作品の「秒速5センチメートル」から9年。
あの作品観て「自らの現実」として感情移入し、なんともいえない空虚感に取り付かれた男性は多いのではないでしょうか?
今回のこの作品は、「秒速5センチ」で胸に開いた穴を埋めてくれる作品でした。
ラストシーン、ギリギリまで引っ張りますが、まさに救われた気持ちになるラストシーンでした。
まだご覧になっていない方は是非観ていただきたい作品だと思います。